はじめに
リージョン間ロードバランサーの挙動を確認してみたいと思います。
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リージョン間のロード バランサー - Azure Load Balancer | Microsoft Learn
Azure Load Balancer のリージョン間ロード バランサー階層の概要。
docs.microsoft.com
本機能はプレビューです。仕様の変更などの可能性があります。
リージョン間ロードバランサー
リージョン間ロードバランサーはホームリージョンと参加リージョンに分かれます。ホームリージョンが頭にくるロードバランサーです。その配下にあるロードバランサーが参加リージョンになります。
ロードバランサーにアクセスすると、ユーザーから一番近いロードバランサーへアクセスします。アクセスはマイクロソフトのバックボーンを経由します。
バックエンドで障害が発生した場合には、問題のない一番近いロードバランサーにアクセスします。
設定
バックエンドとして仮想マシンにnginxをインストールしたものを用意しています。
参加リージョンは通常のロードバランサーの作成方法になります。パブリックのみ対応しています。
ホームリージョンはレベルはグローバルで作成します。
バックエンドを指定では参加リージョンのロードバランサーを指定します。
以上で設定完了です。
確認
リージョン間ロードバランサーにアクセスしてみます。
わかりやすいようにVPNと使用しています。
手元のパソコンからVPNなしでアクセスするとJapan Eastの仮想マシンにアクセスしていることがわかります。
VPNを有効してアメリカからアクセスするとEastUS2になっていることがわかります。
正しくリージョン間ロードバランサーが動作していることがわかります。
また、JapanEastの仮想マシンをシャットダウンしてみるとEastUS2の仮想マシンに切り替わる動作をしています。
このことから障害時に正常動作しているバックエンドがあるロードバランサーに切り替わっていることがわかります。
まとめ
リージョン間ロードバランサーはFrontDoorと挙動が同じように見えますが、マイクロソフトのバックボーンを利用していることで超低遅延を実現します。
適材適所で利用を検討するロードバランサーの一つです。