はじめに
ChatGPTを企業などで利用する場合には注意が必要です。そう機密情報の情報漏洩です。
これを解決できそうな方法としてChatGPTをAPI経由で利用する方法です。
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ASCII.jp:ChatGPTに入力情報を学習データとして使用させない方法「オプトアウト」
ChatGPTとの会話は楽しいが、そこに入力したデータはどのように扱われているのだろうか。あらためてOpenAIの規約を確認してみた。
ascii.jp
ChatGPT Clone はローカル環境やクラウド環境にAPIで利用できるChatGPT 環境を構築することが可能です。また、ログを取得できるので色々なセキュリティ対策も安易にできるようになるのではないでしょうか。
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GitHub - danny-avila/LibreChat: Enhanced ChatGPT Clone: Features Agents, Anthropic, AWS, OpenAI, Assistants API, Azure, Groq, o1, GPT-4o, Mistral, OpenRouter, Vertex AI, Gemini, Artifacts, AI model switching, message search, Code Interpreter, langchain, DALL-E-3, OpenAPI Actions, Functions, Secure Multi-User Auth, Presets, open-source for self-hosting. Active project.
Enhanced ChatGPT Clone: Features Agents, Anthropic, AWS, OpenAI, Assistants API, Azure, Groq, o1, GP ...
github.com
では試してみましょう。
前提条件
コンテナで起動されます。そのためDocker環境が必要になります。
- npm
- Node.js >= 19.0.0 (一応18でも動くけど19の方がいい)
- MongoDB (コンテナで起動してきます)
- OpenAI API key (アカウントが必要)
- Docker
- docker-compose
検証はWSL環境で行っています。
ChatGPT Clone を設定する
git clone
します。
git clone https://github.com/danny-avila/chatgpt-clone.git
ディレクトリを移動します。
cd chatgpt-clone
クローンを起動するためには環境変数を設定します。
.env.example
の名前を変更してコピーします。
cp api/.env.example api/.env
設定する項目はOPENAI_KEY
です。
OpenAIからAPIキーを発行し設定します。
あとは起動するだけです。
起動
docker-compose
で起動します。
docker-compose up
起動が確認できたら http://localhost:3080/
にアクセスします。
見たことある画面ですね。
まとめ
ChatGPT Cloneはローカル環境やプライベートのクラウドにChatGPTのフロントを置くことができます。セキュリティ対策やカスタマイズ、API課金の管理など行えるでしょう。企業で機密情報情報を取り扱ってためChatGPTを思いとどまっている場合のひとつの解決策ではないでしょうか。
他にもいろいろと機能があります。Bingチャットが利用できたりProxy機能があったり、あとAzure OpenAIでも利用できるようです。気軽に使えるようになっているので試してみてはいかがでしょうか。