はじめに
Google MeetでYouTubeにライブ配信を行っていきます。TeamsやZoomはすでにこの機能が備わっています。
ただし少々敷居が高いです。ライセンスの問題です。
- Enterprise Starter
- Enterprise Standard
- Enterprise Plus
- Education Plus
- Teaching and Learning Upgrade
- Google Workspace Individual users
- Google One Premium plan members in select countries
EssentialsやBusiness 系のライセンスでは利用できない。個人で利用するには最後の二つが有力です。
しかし、One Premiumのプランについては日本で対応されているかは不明なことからIndividual usersが有力だと考えられます。
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Google Workspace Updates: Live stream Google Meet events via YouTube
What’s changing Once enabled by an Admin, Google Workspace users can live stream meetings publicly v ...
workspaceupdates.googleblog.com
設定
今回は、会社のアカウントがEnterpriseライセンスだったので設定してもらいました。
設定はAdminから行います。しばらくするとアクティビティにライブストリーミングが表示されるようになります。
ライブ
ライブストリーミングを行うアカウントはMeet と同じアカウントです。Live配信のアカウントは別のものにすることは現状できないため、企業単位でライブ配信を行いたい場合へ専用のユーザーアカウントを作成する必要が出てくると思います。
事前の準備として、ライブ配信は行えるようSMSによる認証を行い有効化します。24時間待つ必要があります。
Meet を起動してアクティビティを開きます。
Adminでライブ配信の設定が問題なく設定されていると、ライブストリーミングの項目が表示されます。
YouTubeでライブストリーミングができるようになっています。
この時点で24時間立っていない場合にはエラーがでます。
問題なくライブストリーミングできる場合にはライブの選択がでます。
ここで重要なポイントとして現時点ではその場で開催したライブ配信には接続できないです。他の人もなのか自分だけなのかは分からないです。(2022/08/16)
新しいイベントを作成するか、ライブを管理して事前に作成したものを選択する必要があります。字幕も付けられるようです。
また、新しいイベントを作成する場合の設定が翻訳ミスのためか非公開がありませんが中央が非公開のようです。
左側がYouTubeで、右側がMeetです。
どうやら自動的に配信ごとにストリームキーが生成されるようです。
使用感としてはすごく癖があります。画面の構成は固定であることや、たぶんフォーカスする人を固定にできないような気がします。メイン画面に固定してもライブ映像には反映されませんでした。しゃべってる人にフォーカスするような気がします。共有だけ表示することもできませんでした。タイル形式で全員表示するようなことはできなかったです。
YouTube側の画面
Meet側では参加者がすべて見えますがYouTube側では一人のみ表示されます。これは共有しない場合でも一人だけ表示されるようです。
まとめ
MeetでもYouTubeへのライブ配信の利用が行えるようになりましたが最低限の配信機能になっています。
これといって画面割など気にせずにひとりで配信する分には十分な機能だと思います。これからいろいろと機能が拡張されると期待しています。