はじめに
仮想マシンを運用する場合に、どのようなアラートルールを設定してい良いのか通常は考えて設定します。
アプリケーションの負荷状況や、ネットワークなど様々な因果関係により閾値を検討しますが、まぁ面倒ですね。そこで一応、仮想マシンで推奨されるアラートルールが設定できます。
見ていきたいと思います。
設定
仮想マシンを作成するときに、Monitoringの項目でEnable recommended alert rules を設定するだけです。
これによって以下が設定されます。
名前 | 条件 | 重要度 |
CPU 使用率 | Percentage CPU > 80 | 3 - 情報提供 |
OS ディスク IOPS の消費率 | OS Disk IOPS Consumed Percentage > 95 | 3 - 情報提供 |
データ ディスク IOPS の消費率 | Data Disk IOPS Consumed Percentage > 95 | 3 - 情報提供 |
ネットワーク受信合計 | Network In Total > 500000000000 | 3 - 情報提供 |
ネットワーク送信合計 | Network Out Total > 200000000000 | 3 - 情報提供 |
使用可能なメモリのバイト数 | Available Memory Bytes < 1000000000 | 3 - 情報提供 |
詳細も開いて見えます。
通信先としてアクショングループを作成できます。
既存のアクショングループも選択できます。
設定を確認できます。
仮想マシンを作成するとアラートルールが作成されていることが分かります。
確認
仮想マシンを作成後に負荷テストを行いCPU使用率を100%にしてみます。
下記のようなメールが送信されてきます。
アラートの履歴も確認できます。
まとめ
推奨アラートルールを設定すると閾値の設定など自動で行ってくれます。お手軽にアラート設定する場合や、一旦設定して後で閾値を変更するというのも一つの手だと思います。