はじめに
Windows Server 2022 build 22538が公開されました。そしてWindows11っぽいUIになっています。
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Announcing Windows Server Preview Build 22538 | Microsoft Community Hub
techcommunity.microsoft.com
もともと、Windows Server 2022ではWSLが動作します。ただしバージョン1限定でした。
build 22538になってバージョン2が、とうとう利用できるようになります。
*build 22538はプレビューなので仕様変更などにより、今後利用できなくなる可能性もあります。
実際に動作するか確認してみたいと思います。
WSL2のインストール
build 22538でインストールする場合にはコマンドプロンプト(PowerShell)より実行します。
wsl --instll
でインストールが完了です。
ただし、この時点ではUbuntuなどディストリビューションはインストールされません。ここは、これまでと違うと思います。勝手にUbuntuが入りません。
インストール完了後はrebootします。
メニューにコイツが現れます。ゆるキャラ?
この時点では起動してきません。
The Remote Procedure Call Failed and Did Not Execute
というエラーで終了します。
これは、あるサービスを起動すると解消します。
下記のサービスを起動します。
- Remote Procedure Call (RPC) Locator
サービスを起動します。
これで起動してwsl2を利用することが出来るようになります。
試しに、Ubuntuをインストールします。
wsl --install Ubuntu
問題なく起動することを確認します。
実際にWSLのバージョンを確認します。バージョン2で動作していることが分かります。
まとめ
Windows Server 2022では今後WSL2に対応することでしょう。WSL2が使えることで、例えばDockerを動作させて公開するなんてことも用意にできるようになります。WSLに比べてパフォーマンスが良くなることでしょう。Windows Server + WSL2は様々な利用方法が出てくるのではないかと楽しみです。