Azure

Azure Active Directory の削除方法。それ、ServicePrincipalの問題です。

はじめに

くどうです。
みなさんAzure Active Directoryをお使いのケースが増えてきたと思います。
しかし、削除する時に失敗するケースがありました。
特にAzure AD Connectを利用し、Azure ADとオンプレミスを統合。
その後、削除できなくなりハマりました。

以下の補足投稿になります。
https://level69.net/archives/23377

現象

Azureポータルから

  • ユーザーの削除
  • グループの削除
  • カスタムドメインの削除
  • ローカルとの統合を非アクティブ化

を行ったが、ディレクトリの削除ができない。
ad01

削除方法

1、削除対象のADに接続します。
事前にAzureポータルからADに接続する全体管理者アカウントを作成しておく必要があります。
また、初期パスワードは変更する必要があり作成したアカウントで一度ログインし、変更する必要があります。

Connect-MsolService

入力画面が表示されます。作成したユーザー・パスワードを入力します。

2、ServicePrincipalの状態を確認します。

Get-MsolServicePrincipal

3、ServicePrincipalを削除します。
ディレクトリ削除するため全消しです。
途中でエラー出ますが無視して大丈夫です。

Get-MsolServicePrincipal | Remove-MsolServicePrincipal

いろいろ検索サイトで調べるとココまでしか載っていない。

Get-MsolServicePrincipal

~省略~
AccountEnabled        : True
~省略~

AccountEnabledがTrueの項目があると削除できません。
そこで「4」の手順へ進みます。

4、削除できなかったServicePrincipalを無効にするため、次のコマンドを実行します。

Get-MsolServicePrincipal | Set-MsolServicePrincipal -AccountEnabled $false

もう一度、確認してみます。
Get-MsolServicePrincipal

~省略~
AccountEnabled        : False
~省略~

Falseになっていることを確認します。

5、Azureポータルから、作成した全体管理者のアカウントを削除し、ディレクトリを削除します。
以上で消せるはず・・・です。

まとめ

今後、Azure ADの削除するTipsとして覚えていたら便利かもしれません。

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