はじめに
前回はAKSにDynatrace Operatorを展開して監視できる状態にしました。
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DynatraceでAzureを監視してみる。Azure Kubernetes Serviceを監視してみる。 - 技術的な何か。
はじめに DynatraceでAzure Kubernetes Serviceを監視してみたいと思います。ドキュメントは少々分かりにくいので順を追って説明していきます。 前提条件 Dynatraceの
level69.net
今回はそれとは別にAKSのクラスター(ホスト側)の監視を行っていきます。
前提条件
AKSが構築されていること。
kubectlで接続できること。
クラスターと接続する
AKSはマネージドサービスのためクラスターとの接続は手動です。
接続するために、kubectlにより接続情報を得る必要がありあす。
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Kubernetes API Monitoring — Dynatrace Docs
Monitor the Kubernetes API using Dynatrace
www.dynatrace.com
Kubernetes APIのURLを取得する。
kubectl config view --minify -o jsonpath='{.clusters[0].cluster.server}'
bearer tokenを取得する。
kubectl get secret $(kubectl get sa dynatrace-kubernetes-monitoring -o jsonpath='{.secrets[0].name}' -n dynatrace) -o jsonpath='{.data.token}' -n dynatrace | base64 --decode
左メニューからKubernetesを開きます。上部から手動接続を開きます。
接続情報を入力します。
- Name:任意
- Kubernetes API URL Target:上記で確認したURL
- Kubernetes Bearer Token:上記で確認したToken
- その他はそのまま
テスト接続します。成功がでたら登録します。
確認
5分程度でクラスターの情報を確認することが出来きます。
クラスターの使用率や、ワークロード(名前空間や、Podsなどの情報)を得ることが出来ます。
Podsで動作してるアプリケーションの情報を得たい場合はには、PodsにOneAgentを展開します。
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DynatraceでAzureを監視してみる。Azure Kubernetes Serviceを監視してみる。 - 技術的な何か。
はじめに DynatraceでAzure Kubernetes Serviceを監視してみたいと思います。ドキュメントは少々分かりにくいので順を追って説明していきます。 前提条件 Dynatraceの
level69.net
まとめ
Kubernetesクラスターを監視する方法を確認しました。前回はKubernetesに乗っているアプリケーションを監視する方法を確認しました。この両方を行うことで、Kubernetesを全体的に監視できるかと思います。
クラスターの使用率を監視することで必要なCPU、メモリといった情報をもとに最適化できるかと思います。