Apsara File Storage NAS に外部からアクセスする

はじめに

Apsara File Storage NAS は通常は外部からアクセスができません。そのため、インターネット経由ではマウントできません。

そこで、NATゲートウェイを利用した方法でインターネットからマウントしてみたいと思います。

NAS

File Storage NASはすでに作成されていることが前提となります。

NAT

NATを作成していきます。

作成方法は下記のドキュメントに沿った形で行います。

NATゲートウェイの作成を行います。

NATゲートウェイは作成できるゾーンが限られます。対応したVSwitchが必要です。ない場合は新規に作成します。

NATゲートウェイにはパブリックIPを接続する必要があります。EIPの購入を選択して同時に作成します。

料金を確認し作成します。

作成されたこと確認します。

作成後にDNATの設定を行います。

DNAT

DNATはインターネット側からのポートからNASへ接続を紐づけるために設定します。

対象のNATゲートウェイを開き、DNATの管理を開きます。

DNATエントリの作成を行います。

事前にマウントポイントのIPアドレスを確認します。

DNATエントリを作成するには、EIPを指定し、NASのIPアドレスを手動で入力します。

任意のポートが選択できない場合は、ポート445（SMB）をインターネット、プライベートに設定、プロトコルはTCPを選択します。

以上でDNATの設定は完了です。

あとはマウントするだけです。

マウント

マウントはVPC外から行います。

フォルダは \\EIPのIPアドレス\myshare です。

問題なくマウントされることを確認します。

前回、アップロードしたファイルを確認できます。

まとめ

Apsara File Storage NAS をインターネットからアクセスする場合には一工夫が必要となります。NATゲートウェイを作成します。そのため、その分費用が追加されることに注意しましょう。

インターネットからもアクセスできることで様々なシーンで利用できると思います。