Azure

Azure PowerShell のインストールで注意すること。あれ? Azure Resource Manager が使えない。

はじめに

くどうです。

最近、PCを入れ替えてAzure PowerShellをインストールする機会がありました。
そこでサブスクリプションへの接続方法によって、Azure Resource Managerを利用できないってことがあったので、ちょいまとめです。

サブスクリプションへの接続

サブスクリプションへの接続方法には2種類あります。

参考:Azure PowerShell のインストールと構成の方法
https://azure.microsoft.com/ja-jp/documentation/articles/powershell-install-configure/

  • Azure AD 方式を使用する
  • 証明書方式を使用する

結論からいうと、後者では Azure Resource Manager が利用できません。
(公式サイトにも記載されています)
昔から使っている人は後者の方が慣れているかもしれません。

証明書方式を使用する

サブスクリプション情報のダウンロード

Get-AzurePublishSettingsFile

ダウンロードした資格情報の取り込み

Import-AzurePublishSettingsFile

サブスクリプションの確認

Get-AzureSubscription

出力結果

SubscriptionId            : 266ca40e-514e-485c-xxxxxxxxxxxxxxx
SubscriptionName          : xxxxxxxxxxxxx
Environment               : AzureCloud
SupportedModes            : AzureServiceManagement
DefaultAccount            : 45A8C096D9625xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
Accounts                  : {45A8C096D9625xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx}
IsDefault                 : False
IsCurrent                 : False
CurrentStorageAccountName : 
TenantId                  : 

出力結果から分かるように SupportedModes が AzureServiceManagement のみです。
これでは、Azure Resource Managerが利用できないのでダメですね。

ここからは「Azure AD 方式を使用する」方法でサブスクリプションへ接続し、Azure Resource Manager が利用できるようにしましょう。

Azure AD 方式を使用する

アカウントの資格情報を入力します。

Add-AzureAccount

サブスクリプションの確認

Get-AzureSubscription

出力結果

SubscriptionId            : 266ca40e-514e-485c-xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
SubscriptionName          : xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
Environment               : AzureCloud
SupportedModes            : AzureServiceManagement,AzureResourceManager
DefaultAccount            : kudo@xxxxxxxxxxxx
Accounts                  : {45A8C096D96xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx, 
                            kudo@xxxxxxxxxxxxxxx}
IsDefault                 : False
IsCurrent                 : False
CurrentStorageAccountName : 
TenantId                  : a1417187-0b2d-xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx

SupportedModes に AzureResourceManagerが追加されています。
これで、利用できるようになります。

サブスクリプションの確認方法

Get-AzureSubscription

or

資格情報は以下に保存されているので直接見ます。

C:Users{ユーザー名}AppDataRoamingWindows Azure Powershell

(接続方法を変更する場合にも削除する必要はないです。上書きされます。)

まとめ

ネット上の情報は混在していますが、AzureResourceManagerが主流となるため「Azure AD 方式を使用する」方法で接続しましょう。
ではでは、良いAzure Lifeを。

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