Azure

Movable Type 7をAzure Web Apps で使う方法 - Movable Type導入編

はじめに

前回はPerlの導入まで解説しました。

Movable Type 7をAzure Web Apps で使う方法 - Perl導入編 - 技術的な何か。
Movable Type 7をAzure Web Apps で使う方法 - Perl導入編 - 技術的な何か。

はじめに 今回の記事はAzure Advent Calendarに投稿した記事になります。 Qiita  1 User 3 PocketsCalendar for Azure Advent

level69.net

次にMovable Typeの導入していきたいと思います。

Movable Type6はFastCGIで動作していたらしい・・・ですが仕様の変更なのかちょっと分かりませんがMovable Type7+現環境では動作しませんでした。

Perlを動作させる

Perlは前回の記事で動作していることが前提です。

<?xml version="1.0"?>
<configuration>
  <system.webServer>
    <handlers>
      <add name="CGI"
           path="*.cgi" verb="*"
           modules="CgiModule" scriptProcessor='C:\home\perl\perl\bin\perl.exe "%s" %s'
           resourceType="Unspecified" />
    </handlers>
    <cgi createProcessAsUser="false" />
  </system.webServer>
</configuration>

 

これをMTを置くディレクトリに設置しておきます。

MySQLを用意する

Azure Database for MySQLを立ち上げます。
Basicの1vCPUぐらい小さなサイズで問題ないです。

DBは事前に作成しておく必要があります。

Azure サービスへのアクセスを許可をはいにしておく必要があります。

SSL 接続を強制する を無効にしておく必要があります。

Movable Typeを設置する

個人で使う場合は個人無償バージョンをダウンロードしてきます。

Movable Type 個人無償版ダウンロード : 各種お問い合わせ | シックス・アパート - CMSソフトウェア、サービスを提供
Movable Type 個人無償版ダウンロード : 各種お問い合わせ | シックス・アパート - CMSソフトウェア、サービスを提供

www.sixapart.jp

デスクトップなどにダウンロードしておきます。

App Seriveの構成を設定します。

下記をけっこう参考しています。

Azure Web サイトに Movable Type 6 をインストールして FastCGI で動かす方法(完全版) - しばやん雑記
Azure Web サイトに Movable Type 6 をインストールして FastCGI で動かす方法(完全版) - しばやん雑記

既に Windows Azure Web サイトで Movable Type 6 を動かしてみた - しばやん雑記 では Movable Type 6 を CGI として動かしていたのですが、その後に ...

blog.shibayan.jp

仮想アプリケーションをディレクトリを設定しますがバグがあります(2021/12/23)。

/mt

/mt-static

で登録すると /mt/-static

バグ自体はフィードバック済みですがいつ直るかしりません(w

これを回避するため mtstaticで登録します。

/ site\wwwroot\mtsite アプリケーション
/mt site\wwwroot\app\mt アプリケーション
/mtstatic site\wwwroot\app\mt\mtstatic ディレクトリ

site\wwwroot\app\mtにダウンロードしてきたMTを展開します。

Perlモジュールをインストールする

MTを展開したあとに、/mt にアクセスしてみます。

システムチェックをしてみます。

必須モジュール、MySQLのモジュールが有効化されていることを確認します。

モジュールがインストールされていない場合はPerl導入編を見てください。

Movable Typeをインストールする

あとは、MTのインストラーに沿って進めていきます。

C:\home\site\wwwroot\app\tmp を作成しておきテンポラリディレクトリの設定に設定します。

設定完了後はアカウントを作成してDBが初期化されて完了です。

それにしても重い!!!

ログインして、サイトを作成します。

サイトパスはC:\home\site\wwwroot\mtsiteにしておきます。

あとは再構築してサイトを確認します。(作成時のテーマがMont-Blancだと何も作成されないので注意が必要です。MT初心者なのでめちゃめちゃハマりました。)

表示されれば問題ないと思います。

まとめ

今回は、Perlの導入からMovable Typeの導入まで2編に分けて紹介しました。

MTを導入する機会はほとんどないかもしれませんが、動かそうと思えば動きます。

CGIで動作しているので非常に重いのであえてAppService(Windows)で導入する必要はないと思います。

Perlは動く程度で覚えてもらえればいいかと思います。

-Azure