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Azure Policyでコンプライアンスを強制する

タグをはじめに

Azure Policyではコンプライアンスを強制することが出来ます。チュートリアルをもとに確認していきます。

チュートリアル:コンプライアンスを強制するポリシーを作成する - Azure Policy | Microsoft Learn
チュートリアル:コンプライアンスを強制するポリシーを作成する - Azure Policy | Microsoft Learn

このチュートリアルでは、標準の強制、コストの制御、セキュリティの維持、および企業全体の設計原則の適用を行うポリシーを使用します。

docs.microsoft.com

コンプライアンスの強制

コンプライアンスと言っても、チュートリアルではタグの継承を行う方法を解説しています。

ポリシーの作成については下記を参考にしてください。

Azure Policyでリソースの作成場所を制限する。 - 技術的な何か。
Azure Policyでリソースの作成場所を制限する。 - 技術的な何か。

はじめに Azure Policyでは様々なポリシーを設定できます。その中で、一番メジャーな例としてリソースの作成場所の制限があります。 これをポータルから設定してい見たいと思います。 ポリシー作成

level69.net

作成場所を制限する方法をポリシーとして設定しました。

タグを継承するポリシーを作成します。日本語では「存在しない場合は、サブスクリプションからタグを継承する」になります。

この場合、存在しない場合なので設定されている場合、上書きされることはありません。

継承するタグを設定します。「Environment」と設定しています。

次に修復の設定です。

「修復タスクを作成する」にはチェックを入れません。チェックを入れることで既存のリソースを修復します。

マネージドIDを作成します。割り当ての場所は今回は任意です。アクセス許可はポリシーによって自動的に設定されます。

あとはポリシー作成します。

確認

サブスクリプションからタグが継承されるか確認していきます。

サブスクリプションにタグを割り当てます。EnvironmentとRegionを設定しています。ポリシーではEnvironmentを指定しているのでRegionは継承されないはずです。

仮想マシンを起動してポリシーによりタグが継承されているか確認します。

Environmentが継承されていることが分かります。Regionは継承されていません。

以上でポリシーの確認が行えました。

まとめ

コンプライアンスを強制するにはポリシーで行います。強制することで、セキュリティ、構成を一定に保つことも可能です。これらを利用して運用者の負担を減らしてください。

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