はじめに
UbuntuのKernelのバージョンをダウングレードする方法を紹介します。
なぜ、ダウングレードするかというと、Azure Site RecoveryでKernelのバージョン指定があるからです。
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Support matrix for Azure VM disaster recovery with Azure Site Recovery - Azure Site Recovery | Microsoft Learn
Summarizes support for Azure VMs disaster recovery to a secondary region with Azure Site Recovery.
docs.microsoft.com
Kernelをダウングレードしてまで利用するのか考えものですが確認のために行っていきます。
設定
最初にダウングレードしたいバージョンのKernelをインストールします。
以下でインストールできるKernelを確認します。
sudo apt search linux-azure | grep 5.4.0
インストールします。
sudo apt install linux-image-unsigned-5.4.0-1078-azure
次に起動するKernelをgrubで指定します。
vi /etc/default/grub
以下を編集します。
GRUB_DEFAULT="Advanced options for Ubuntu>Ubuntu, with Linux 5.4.0-1078-azure"
指定する名前は以下で確認でます。
sudo grep menuentry /boot/grub/grub.cfg
設定をアップデートします。
sudo update-grub
再起動します。
カーネルのバージョンを確認しましょう。
uname -a Linux vm5 5.4.0-1078-azure #81-Ubuntu SMP Mon Apr 25 20:59:03 UTC 2022 x86_64 x86_64 x86_64 GNU/Linux
以上でダウングレードは完了です。
まとめ
Kernelのバージョンで利用できない、最新版のKernelで利用できないのはある種の致命的な部分はあるように思いますが、ダウングレードすることで対応します。これが良いか悪いかは別の話です・・・