はじめに
仮想マシンではPerformance Diagnostics (パフォーマンス診断)機能があります。トラブルシューティングに役立つツールの一つです。パフォーマンスの低下がみられた場合にCPUやディスク、メモリなどの問題を確認することができます。そのため、サポートに問い合わせる前に実行し分析情報と診断データを確認します。
-
パフォーマンス診断 (PerfInsights) を使用して Azure 仮想マシンのパフォーマンスに関する問題のトラブルシューティングを行う - Virtual Machines | Microsoft Learn
パフォーマンス診断ツールを使用して、Azure 仮想マシン (VM) のパフォーマンスの問題を特定してトラブルシューティングします。
docs.microsoft.com
実行
実行するにはPerformance Diagnosticsのインストールを行う。
仮想マシンに拡張機能がインストールされます。すぐに診断を行うことができます。
拡張機能は確認できます。
診断は4種類あります。
- クイックパフォーマンス分析
- パフォーマンス分析
- 高度なパフォーマンス分析
- Azure Flie 分析
例としてクイックパフォーマンス分析を実行します。
結果は一覧で表示されます。
クリックすると詳細を確認できます。
ディスクに影響が出ています。
問題点をクリックするとさらに推奨事項が表示されます。これを基に解決していきます。
また、これらの結果はダウンロードできます。
ダウンロードしたファイル「PerfInsights Report.html」を開くとさらに詳細を確認することができます。
例えばIOPSの情報なども確認することができます。各ディスクSKUのスロットの上限と比較することができ問題点の調査に便利なことがわかります。
以上のようにパフォーマンス分析することで問題点の把握に役立ちます。
まとめ
パフォーマンス分析はサポートチケットを上げた場合に求められる場合があります。しかし、事前に行うことに迅速に問題解決の糸口を見つけだせる可能性があります。トラブルシューティングのツールとしてだけではなく、現状を踏まえパフォーマンスチューニングにも役立つので利用してみるとよいと思います。