はじめに
Azure Arcではオンプレサーバーを含めAzure以外のサーバーも一元管理を行えます。前回はAzure Arcの設定を行ったので管理も行っていきたいと思います。
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とりあえずAzure Arcの設定を行ってみる - 技術的な何か。
はじめに Azure Arcという話を耳にするようになりました。簡単に言ってしまうとAzure以外のサーバーを管理するものです。Windowsサーバー、Linuxサーバー、SQLサーバー、Kubern
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監視できるもの
Azure Arcでは下記の運用監視が行えます。それぞれ確認してます。
- ログ
- 分析情報
- ポリシー
- 更新プログラムの管理
- インベントリ
- 変更履歴(Change Tracking)
- セキュリティ
これらは2つのエージェントによって収集されます。
- MSMonitoringAgent
- DependencyAgentWindows
ログ
最初に拡張機能を有効化します。
Log Analyticsワークスペースのエージェント管理から「ワークスペースID」と「主キー」を確認しておきます。必要に応じてワークスペースを作成してください。
Azure Arc(対象サーバー)の拡張機能よりLog Analytics Agentをインストールします。
Log Analytics Agentのインストール時にワークスペースIDとワークスペースキー(主キー)を入力します。
設定後にログを確認します。さまざまなログがとれていることを確認します。
分析情報
分析情報を有効化します。
有効化した後に、10分程度おいてからリロードするとマップが表示されます。
アラート(死活監視)
分析情報からは簡単に死活監視が行えます。
ヘルスの項目を開き、リソースをクリックします。
正常性のアラートを設定します。
アラートは必要な条件を設定して追加します。
確認のため、オンプレサーバーを停止します。
すると、アラートの送信先に通知がくるので確認ができます。
ポリシー
初期段階でポリシーが設定されています。個別に作成することも可能です。
更新プログラムの管理
更新プログラムについて確認ができます。
展開スケジュールを設定することで自動で適用することも可能です。
インベントリ
インベントリの取得にはAzure Automationの機能を利用して行われます。ここら辺は仮想マシンと同様の設定になります。
変更履歴(Change Tracking)
変更履歴(Change Tracking)にはAzure Automationの機能を利用して行われます。ここら辺は仮想マシンと同様の設定になります。
セキュリティ
簡易的に現状の問題を表示しれくれます。また、推奨事項も表示してくれます。
まとめ
Azure Arcでオンプレサーバーを運用監視する場合にはこのように幾つかの機能があります。これらを駆使してオンプレサーバーを監視するのも一つの手だと思います。また、Azure Monitor、Log Analyticsに情報が収集されるので監視SaaS系との連携も図りやすいかもしれません。