はじめに
Azure Blob Storage にSFTPで接続することができます。また、SFTPを利用することで階層型名前空間で管理することになります。つまり、ディレクトリで管理していくことになります。
そこで、SFTPでWindowsにマウントして利用してみたいと思います。マウントするツールはRaiDriveを利用しています。
SFTPの詳しい利用方法は下記を参考にしてください。
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Azure Blob Storage の SFTP サポート - Azure Storage | Microsoft Learn
BLOB ストレージでは、SSH ファイル転送プロトコル (SFTP) がサポートされるようになりました。
learn.microsoft.com
BlobでSFTPの設定
Blobを作成するときに階層型名前空間を有効にし、SFTPを有効にします。
次にユーザーを作成します。RaiDriveはSSHキーを使った接続がうまくいきませんでした。ほかのマウントツールがあったら教えてください。
ユーザーのコンテナーを指定します。アクセス権も付与します。
SSHパスワードが表示されます。一度だけ表示されるのでメモしておきます。
以上でAzrueの設定は完了です。
RaiDriveの設定
下記からダウンロードしてインストールします。
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RaiDrive - Mount a Cloud Storage like a USB drive
Mount a Cloud Storage like a USB drive
www.raidrive.com
インストール後にマウントドライブを追加します。
ストレージでNASからSFTPを選択します。
アドレスにSFTPのURLを入力します。接続文字列から確認します。
アカウントはユーザー名を入力します。stg03274.<CONTAINER_NAME>.user1
のようにアカウント.コンテナー.ユーザー
になっています。パスワードはメモしたものを入力します。
マウントできることを確認します。ファイルをコピーなどしてみます。
コンテナーに格納されていることも確認できます。
以上で設定は完了です。
まとめ
Azure filesでも良いと思いますがBlobの方が価格が安いですね。また、SFTP自体はSSHを利用した共通のプロトコルなのでアプリケーション開発などにおいても楽に連携が行えます。メリットは多くあると思いました。