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ルワンダ旅行記 - ICT立国を目指す国で見てきたもの -

2日目

朝起きて、ホテルの朝食へ。


自家製パンと、その場で焼いてくれるオムレツ。
オムレツは、中にいれるものはトマトやハム、チーズなど選べました。

朝食後、さっそく現地のIT事情を仕入れるべく
DataHack4FI Season 2 へ。

DataHack4FIとはアフリカ各国でスタートアップ企業がピッチを競う大会です。
予定にはなかったのですが、決勝戦が前日に行われた面白かったという情報があったため急遽参加。
と、いってもピッチがあるわけでもなくセッションがありました。
一発目はThe African Institute for Mathematical Sciences(AIMS)科学研究のような所? が発表していました。
内容は、教育の話しなど・・・

二発目は、何故かMicrosoftの人でした。
そして、個人的にはよく聞くAzureの話の説明でした。

Azureの説明からリージョンの説明

ちなみにAzure アフリカリージョンはまもなく公開予定です。
https://azure.microsoft.com/ja-jp/global-infrastructure/geographies/

他にもAzureStack・・・
また学生さん使おうぜ的なことも。

三発目も同じようにMicrosoftっぽい人が話していました。

そして休憩へ。
コーヒーを飲みつつ、現地の学生さんと話しました。
クラウドはGCPを利用しているとの事。
Serverlessって知ってるかと聞くと、そこで @yoshidashingo はLambdaの説明してました。
他にもDevOpsは?Terraformしってる?を聞いたら分からないと(まぁ仕方ないと思う)

ただ、他にもいろいろ話を聞いた限りでは、もしかしたら日本の学生より勉強しているじゃないだろうという印象を受けました。

DataHackを切り上げて、Transform Africa Summit(TAS)へ移動。
移動の途中に現地のお土産屋さんに立ち寄りました。

「Comera cooperative Madam Grace」
このお店では、生地からバックや小物など様々な商品を手作りで作っていました。
店のおばちゃんはいい感じでした。

店内の様子

店の奥に工房があり見せてもらいました。
3人がミシンを使い作成していました。

足踏み式ミシンが懐かしいですね。昔、おばあちゃん家にありました。

お土産としてカラフルなネクタイとポーチを購入。

Facebookページ
https://www.facebook.com/Komera-creative-1286075408073140/

買い物をした後は、ローカルフードを食べに。
やはり、一度はローカルの食べ物を食べておかないとということで、ビル(CHIC Building)の屋上にあるレストランへ移動。

ビッフェ形式です。ただし取れるのは一度のみ。
内容は芋、バナナ(甘くないやつ)、豆、キャッサバ、そして肉。
それぞれ色々な味付けがありました、肉はチキンやビーフなどがありました。
最後にスープ?を全体にかけられました。
値段は忘れましたが、全体的に高くはなかったと思います。

数人でいったのですが、皆の感想としては「もう、いっかな」でした。

昼食後はTASへ、
場所はKigali Convention Centreです。

侵入パスです。

建物はドーム型の建物です。これは昔のルワンダの住居を模して造られた建物とのことです。

前を歩いているのは @ijin さんです。

来たぜ!Africaって感じです。

TASは、日本のスポンサーもいます。JICA、神戸市、総務省もあります。

参考:アフリカ最大のICTイベント「トランスフォーム・アフリカ・サミット2018」に総務省、JICAと共同で参加
http://www.city.kobe.lg.jp/information/press/2018/05/20180501041901.html

Microsoftやインテルもスポンサーにいます。

午前中にKagame大統領のKeynoteがありましたが、聞けなかったためYoutubeを見ました。

到着後、最初に入った会場はVolkswagenのスポンサーセッションでした。
なぜ、入ったかというとAutoMotive~のってタイトルだったのに自動運転の話かと思ったためです。
しかし、単に工場の話でした。途中で退出しました。

次のセッションまで時間があったため、会場内を散策。
最初に見つけたのがJapan Pavilionです。

中にはJICAなど日本企業が出展していました。
IIJやDMM.Africa などもありました。アフリカなのに何か見慣れた光景。

JICAのブースには東大と共同開発した小型の人工衛星がありました。

参考:国際宇宙ステーション「きぼう」日本実験棟の利用拡大に向けた連携協力協定の締結について(下部にルワンダとのことが書かれています)
http://www.jaxa.jp/press/2018/04/20180426_kibo_j.html

他に、初等教育で利用する教育用のアプリケーションの紹介です。これは既に実証実験の予定が立っているそうです。
ルワンダは過去に教育用のデバイスを配布するほど教育に力を入れています。
それはルワンダ紙幣にも描かれるほどです。

次に、見たのがエストニアの電子政府のブース。 @horike37 さんの顔が見えます。

チョコもらいました。美味しかった。

法人税の話とか説明してくれました。

その後、JICA主催のスタートアップ企業によるピッチが行われようなので参加しました。

1、IV Drip Alert
点滴の流量を看護師にAlertするシステムです。

きっかけの背景はここにあります。
https://startup.info/ivdripalert/
発表者はANGE UWAMBAJIMANA さんです。
https://windowsinsiders.azurewebsites.net/Fellowship/FellowByName/Ange/Uwambajimana?country=eastafrica
AzureWebSitesなのでポイント高いです(違

2、Rain Gun Irrigation System
太陽光発電システムで土壌の湿気を監視し、灌漑するシステムのようです。

3、Smart Egg Incubator
鶏卵の自動孵化機です。皆さんチキンが大好きなことが窺えます。
http://www.newtimes.co.rw/section/read/75459
4、Energy Saver Efficiency
学校などの省エネシステム

5、Learners Hub
教育関連ナレッジを共有するシステム。

6、Climate App
農家に聞こう(雷や洪水)を知らせるアプリケーション

7、Smart Water Meter
スマート水道メーター
唯一、AWSの文字をスライドで見た気がします。
ただ、関係なさそうだったけど・・・

8、Online Ticketing
QRコードを使ったチケットシステム

以上の8つのピッチが行われました。
彼らにとって本当に解決したいことなんだなってことは分かりました。この点は良かったです。
しかし、ピッチなどを聞く機会が多い人からすると彼らの第一印象は「へた」につきます。
中身もまだまだ、急ピッチで作ったような感じがしました。

なかでも、どうしても気になったのはスライドです。
全てのスライドにおいて統一性がなく、一行一行フォントが違ったり色が異なったり独特なスライドでした。
いろんな意味で楽しかったです。

最後に表彰式。

以上でTAS1日目は終了です。

夕食は、日本大使館にご招待頂いたので夕食会に参加してきました。

大使館に入るとか初めてなのでドキドキしながら行きました。
宮下大使ともご挨拶させて頂きました。
http://www.rw.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html

来ていた人達は主にTASに参加している方々です。主にIT企業の方が多く様々な意見交換が行われていました。
特に今回参加したメンバーはコミュニティで繋がっているため、その辺に興味がつきませんでした。

また、大使館の方から、ルワンダの現状の問題点(ITだけではなく)を聞けたのが良かったです。
それを解決するために、日本として何が出来るかという意見も色々聞けた楽しい夜でした。

2日目は一応スケジュール的に完了ですが、終わった後ホテルの近くのBarに行きました。
が!お店につく頃に突然にスコール!

雨をよそに、ビールを飲みました。
帰りは雨が止まずにタクシーでホテルまで。

これで2日目が終了。
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