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ルワンダ旅行記 - ICT立国を目指す国で見てきたもの -

3日目

3日目は、朝からTASへ参加です。

今日の一番の目的は、目玉セッションでもある「 Face the Gorillas 」
これはアフリカ版のマネーの虎という説明を受けました。

各地域で選考が行われて、アンゴラ、セネガル、チャド、ルワンダ、ウガンダが最終候補です。
ピッチは5分で行われます。

TV局で撮影も行われていたようです。

Youtubeでも公開されています。

ゴリラの面々です。
強面です。

1人目がチャドからの候補ですがいきなり遅刻です。
順番を入れ替えて始まりました。

最初は、アンゴラからの候補です。
Erickson Mvezi さんです。

内容は、フードデリバリーソリューション。
印象としては、裏付けの数値がしっかりとしていた印象です。
堂々した感じで笑いをとったり、ピッチになれているようでした。

2人目は遅刻してきた、チャドからの候補です。
名前はちょっと分からなかったです。
すこし、グダグダ感がありました。

3人目ですがセネガルからの候補です。
英語ではなかったのでさっぱり分かりませんでした。

4人目はルワンダからです。
Imagine We Rwanda の Dominique さんです。
Twitterや、Facebookで活動が公開されています。
https://twitter.com/imagineiwr
https://www.facebook.com/ImagineWe/

情熱があふれ出してくるピッチで、終わった後、絶賛されていました。

2日目のピッチとは異なり、引き締まった感じで始終進みました。
ただし、マネーの虎を想像していたので、机にお金がバンバン積み重なっていく迫力はありませんでした。
ゴリラたちも始終優しい感じでした。

ゴリラ終了後は早目のランチへ
会場の近くに良いカフェがあるとのことなので散歩がてら移動です。

3日目も天気が良く気持ちよかったです。

スペシャルハンバーガーを注文。
大きい!イモが美味い。日本のイモとはちょっと違い甘い感じがありました。

ビールも美味い。昼間っからのビールもルワンダでは一切罪悪感を感じませんでした。

昼食後は会場にもどりBlockchineのセッションを聞きに行きました。

このセッションでは日本からソラミツの武宮さんがパネリストとして参加していました。
パネリストも6人のうち4人がアフリカですでにBlockchineを使っているようです。

コーヒー豆のトレーサビリティをBlockchineで行っていることが題材とHPに説明があったのですが、技術的なことはあまり触れていませんでした。
鉱物のトレーサビリティや、Bloackchineのビジネスの話や、Hyperledgerの話などなど
投資家や学者など様々な立場での議論がされていました。

終了後は、スタートアップが色々とブースを出していたので見に行きました。
見慣れた光景が!arduinoは高いので自作したものだそうです。
1/3程度で作成できるらしいです。なんと車のボディは木です。

自作感が半端ないです。

ドローンを活用しているスタートアップもありました。

一通り周ったとは、打って変わって宇宙の話です。
日本による衛生をルワンダで利用する話です。
2日目に見学した衛星です。

その後は一番大きな会場で最後のセッションです。

1つ目はパネルディスカッションで、女性と男性におけるモバイルインターネットを使用しているギャップについてです。
なぜギャップが生まれるか、主な要因はコスト、それ以外にも教育やデジタル格差など取り上げられていました。
今後どのように埋めていくかも話していたようです。

2つ目はMs. Geek Africa の表彰式です。

アフリカ国内の女性GeekのNo1を選ぶ大会です。

紹介動画の中に、DMM.HeHe も会場を貸してたりしてたようです。

詳しい情報は下記を参考
https://www.girlsinict.rw/msgeekafrica2018

最後に主催者から感謝の言葉と閉会のあいさつでTASは終了です。

TASへ参加した感想としては、おもってたアフリカと違うという印象です。
これまでアフリカとITは全く繋がることが無く、想像も出来ませんでした。
今回参加したことによりアフリカがこれまで考えていたものと違い、とてつもなく発展していきそうな雰囲気を感じました。
実際に、それだけのポテンシャルがある人々が多いと思いました。

TAS終了後は、日本食が恋しくなったため、日本人夫婦が経営するKISEKIという日本食の店へ行きました。
特集記事がありました。
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/8283

店内にはカウンターがあってその上には神棚がありました。ルワンダで神棚を見るとは・・・

日本酒があり、寿司もありです。

そんなこんなで一日が終わりホテルへ戻りました。
TVを付けると、地元のニュースでも取り上げられていました。

4日目

4日目は主にスタートアップ企業など訪問でした。

1社目はWiredInさんです。
オフシェアでソフトウェア開発を行いってる会社です。
今回のツアー主催者で同行者でもある田中さんの会社でもあります。
皆さん、エンジニアを囲んで質問攻めです。

今何作ってるんだとか、言語は?フレームワークは?どんな開発環境?などなど開発に関わること。
他には勉強会コミュニティは無いのかとか、ルワンダで有名エンジニアとかいないのかなど質問していました。

またCEOのAlainさんが言っていたBrain Drainという言葉が印象的でした。
やはり、大学をでて高度な教育を受けた人は国外へ出て行ってしまうとのこと。

後で聞いた話ですがコミュニティはあったらしいです。
主催者が海外にいってからは消滅したとか。
ルワンダでは、まだコミュニティを作る段階ではないかもしれない。
多くの人達が先ずは食べるためエンジニアであり、趣味でプログラミングを行っている人たちはあまりいないとの事でした。
だから有名なエンジニアも生まれない。
普段コミュニティの運用など行っているが、実はコミュニティ、勉強会はとてもリッチなものなんだと実感しました。

次はキガリ ジェノサイド メモリアルへ行きました。
行く途中気づいたのですが、ガソリンが意外と高い。リッター約127円程度。ルワンダの物価を考えると高いと思いました。あと街中を走っている車はTOYOTAが多く大体がMT車です。

ジェノサイドについては多く書きませんが、プロパガンダにより隣人同士が殺しあうという最悪です。
もっと知りたい人は書籍など様々なメディアで取り上げあれているので参考にしてみましょう。

入口です。

主にパネル形式での紹介です。

多くの観光客が着ていました。

犠牲になった人たちの写真も飾られていました。

1時間程度まわったと思うのですが全然時間が足りませんでした。
最後の方は足早に。

帰り際、カメラを向けるを女の子がポーズ取ってくれました。子供たちはとても陽気です。

男の子たちも手を振ってくれたり。

きっと世界中、子供たちはどこ行っても一緒なんだろうなと思いました。

昼食へ
ホテルの近所にあるアジアンキッチン
ここも日本人のかたが経営しているようです。

午後からはホテルで、スタートアップ企業の方々に来ていただいて説明を聞きました。
1つ目はBifataのJovani Ntabgoba さんです。

真剣にアプリの説明を聞く人たち。

これはデリバリーアプリの実演のようだ。

2つ目はIREMBOの話でした。
Rwanda Online のClement Uwajenezaさん。

IREMBOとは、ルワンダではとてもメジャーな電子申請などが行えるポータルです。
ただ、バックエンドは人だそうです。自動化はされていないらしい。

3つ目はImaginet のJimmy Rutabingwaさん

ルワンダのホスティングなどの会社です。
RWドメインを取得できます。
値段を確認すると、とても格安ですがルワンダ国内の電話番号が必要でした。

4つ目はCyusa Mucyowirabaさん
CYUDA Ltd です。
インフラの構築など行う会社です。

他に、INYUNGUも手掛けています。
これは、農家が直接取引が行えるような仕組みを作るものでした。

ホテルでの説明会は終了し、他にも現地の企業を訪問。

最初に訪問したのがYEGOMOTOです。
ルワンダではバイクタクシーが一般的、街中を走っているバイクはほとんどがバイクタクシーです。

バイクはリースらしいです。

その中でYEGOMOTOは2大勢力の1つです。もう一つはSafeMotoです。

出迎えてくれたのはMahesh Kumarさん。
インドの方の様です。
元々はYEGOはインド出資の様です。
その為、開発自体はルワンダではなくインドで約40人程度で行っているそうです。

バイクの移動距離や現在地といった情報や↑利上げなどを管理するポータル画面を見せてもらいました。
運転手、一人ひとりの情報が全て登録されています。
Googleマップ上にリアルタイムで表示されるなど分かりやすい画面が用意されていました。
情報を収集する端末は中国で開発を行っているそうです。

最後に一番偉い人が登場しました。
このひと。

次に向かったのはFABLAB Rwandaです。

ここでは主にモノづくりをしていました。
3Dプリンターを使って基盤を作成したり、大型の機械で木工だったり。

その次に向かったのは、同じ建物にあるKLABです。

カフェがあるなどそれっぽい感じです。

ここでは、ソフトウェアの開発を行っています。
KLABではコミュニティのようなものを支援しているそうです。
勉強会のようなこともやっているようですが、実態はよくわかりませんでした。

帰り際、サッカーゲームしてきました。めちゃくちゃ盛り上がった。

カフェやゲームがあるのは海外のスタートアップを意識しているのでしょうか。
またKLABに集まっていたエンジニアは若者!って感じがしました。

以上で現地企業訪問は終了です。
ルワンダに来る以前に想像していたものとは違い、それなりに環境の整った場所で開発していたことに驚きました。

同じビルにRW-CSIRTがありました。こうも堂々とした門構えです。

夕食に時間です。
中華です!

火鍋に青島ビール!

もう、ルワンダ感ゼロですね。
でも美味しかったです。

ホテルの中にレストランはあったのですがカジノもありました。やってませんけど。

以上で4日目は終了です。
さて、5日目は観光するぜ!アカゲラへ!次のページへ。

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