はじめに
Azure Front DoorはIPv6に対応しているようなので紹介したいと思います。
バックエンドの環境はIPv6IPv4でアクセスできるサーバーがあることが前提です。
今回の構築範囲は下記のようにFront Doorの後ろにLoad BalancerのIPv6環境です。
バックエンドは前回作成たものを流用するのが良いと思います。
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Azure 仮想ネットワーク内に IPv6 デュアル スタック アプリケーションをデプロイする - その続き - 技術的な何か。
はじめに ドキュメントにIPv6を利用する方法の1つとしてチュートリアルが公開されています。 ただし、構築後の手順が書かれていないため補完したいと思います。 Azure 仮想ネットワーク
level69.net
バックエンドの設定
バックエンドとしてLoad Balanserを指定します。
パブリックIPとして、Load Balanserに設定されているNICのパブリックIPを指定します。
バックエンドにはIPv6を指定すると400がエラーとして吐き出されることが分かりました。
接続確認
Front Doorは構築した時点でIPv6対応になっています。そのため、設定などは必要ありません。
PS C:\Users\user1> curl.exe -6 http://ipv6fd.azurefd.net -vvvv * Rebuilt URL to: http://ipv6fd.azurefd.net/ * Trying 2620:1ec:bdf::46... * TCP_NODELAY set * Connected to ipv6fd.azurefd.net (2620:1ec:bdf::46) port 80 (#0) > GET / HTTP/1.1 > Host: ipv6fd.azurefd.net > User-Agent: curl/7.55.1 > Accept: */* > < HTTP/1.1 200 OK < Content-Length: 703 < Content-Type: text/html < Last-Modified: Sat, 08 Jan 2022 14:01:46 GMT < Accept-Ranges: bytes < ETag: "101a746984d81:0" < X-Cache: CONFIG_NOCACHE < X-Azure-Ref: 0RZzZYQAAAADVC9n+RA9DTLMRfimotzc0VFlPMDFFREdFMjQxNgBjMTk4OTQ3MS1mMGY4LTQ4ZjQtYmU0OS02YTUyY2U3YWI1ZmQ= < Date: Sat, 08 Jan 2022 14:14:29 GMT
IPv6で接続されていることが確認できます。
まとめ
今回はFront DoorでもIPv6でアクセスできることを確認しました。
意識しないで利用できるのは良いと思います。